
お子さんの口の中をのぞいて、この歯は乳歯なのか永久歯なのか迷ったことはありませんか?生え変わりの時期は乳歯と永久歯が混ざり合うため、見分けにくくなります。
この記事では、見た目から確認しやすい見分け方のポイント、本数やエナメル質といった違い、生え変わりの時期の目安を解説します。お子さんの歯の成長を見守る参考にしてください。
目次
■乳歯と永久歯の見分け方
乳歯と永久歯は、いくつかの見た目の特徴からある程度は見分けることができます。特に乳歯と永久歯が混ざる時期は迷いやすいものです。
ここでは色・大きさ・形・生えている位置の4つに分けて紹介します。
◎色と大きさで見分ける
乳歯は白っぽく、永久歯は乳歯より少し黄みがかって見えることがあります。内側にある象牙質の色が透けて見えやすいためです。
生え変わりの途中なら、隣り合う歯の色の違いがわかりやすい手がかりになります。大きさも目安になり、永久歯のほうが乳歯よりひとまわり大きいのが一般的です。
◎形で見分ける
奥歯を比べると、永久歯のほうが厚みと幅があり、噛む面の溝もはっきりして見えることがあります。乳歯の奥歯は全体に丸みを帯び、ひとまわり小さく見えるでしょう。
前歯だけでは判断しにくいときは、奥歯の形にも注目すると見分けやすくなります。
◎生えている位置で見分ける
乳歯は、前から5番目までに並んでいます。そのさらに奥、前から6番目に生えてくる大きな奥歯は、乳歯と入れ替わる歯ではなく、新しく追加される永久歯です。
この歯は6歳ごろに生えることが多く、6歳臼歯と呼ばれます。乳歯が抜けていないのに奥に歯が見えてきた場合、前から6番目の位置であれば、6歳臼歯が生えてきた可能性があります。
気になるときは、歯科で位置や生え方を確認してもらうとよいでしょう。
◎見た目だけでわからないとき
乳歯と永久歯が混ざっている時期は、色や大きさだけでは見分けにくいことがあります。特に、生え始めの永久歯や、乳歯がまだ残っている部分では、親御さんだけで判断するのが難しいケースもあります。
気になる歯があるときは、歯科で確認してもらうと、乳歯か永久歯かだけでなく、生え変わりの進み方や永久歯の位置も把握しやすくなります。
■乳歯と永久歯の違い
乳歯と永久歯の違いは、見た目だけではありません。ここでは本数と歯の性質の2つに分けて確認します。
◎本数の違い
乳歯は全部で20本、永久歯は28本あります。親知らずを含めると、永久歯は最大32本です。
20本の乳歯は永久歯へ生え変わりますが、それに加えて乳歯のなかった奥の位置にも永久歯が生えてくるため、本数に差が出ます。この違いを知っておくと、生え方の見当がつけやすいでしょう。
※日本歯科医師会 テーマパーク8020「歯とお口の発生と育ち方」
◎エナメル質の薄さとむし歯
乳歯は、表面を覆うエナメル質やその内側の象牙質が永久歯より薄く、むし歯が早く進みやすい性質があります。
むし歯ができると神経の近くまで早く達しやすいのも、乳歯の特徴です。生えたばかりの永久歯も表面が未成熟で、むし歯になりやすい時期が続きます。
乳歯だからと油断せず、毎日の歯みがきでケアを続けることが大切です。
■乳歯から永久歯への生え変わりの時期
乳歯は生後6ヵ月ごろ、下の前歯から生え始め、3歳ごろまでに20本がそろいます。
永久歯への生え変わりは6歳ごろに始まり、下の前歯や6歳臼歯から目立ちやすくなります。その後は前歯から奥歯へ少しずつ進み、12〜14歳ごろには親知らずを除く永久歯がそろうのが一般的です。
ただし、生える時期や順番には個人差があります。目安より多少前後しても、過度に心配する必要はありません。
左右で生え方に大きな差がある、永久歯がなかなか見えないなど気になる点があれば、歯科で相談してみてください。
※日本歯科医師会 テーマパーク8020「歯とお口の発生と育ち方」
■迷ったときは歯科で確認を
乳歯と永久歯は、色・大きさ・形・生えている位置から見分けられます。なかでも前から6番目の奥歯である6歳臼歯は、乳歯と入れ替わらずに生える永久歯のため、大きな手がかりになるでしょう。
見た目で迷うときは歯科で確認しておくと、今後の見通しが立てやすくなります。
乳歯や生えたての永久歯はむし歯が進みやすいため、日々の歯みがきに加え、おやつの選び方や食べる時間にも気を配ることが大切です。おやつとむし歯の関係については、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶子どものむし歯予防に! むし歯になりやすいお菓子・なりにくいお菓子とは?
あらやクレール歯科クリニックでは、お子さん一人ひとりの生え変わりに合わせてご相談をお受けしています。気になることがあれば、お気軽にお声がけください。

